今回のブログは、スポーツや人生、そして僕が日頃から本気で取り組んでいるフットゴルフにおいての“噛み合う瞬間”について、思っていることを書いてみたい。
ちなみに現在、パリオリンピック開催期間中だ。
スポーツをやったり観ていると、大きく感情が動く時や感動が生まれる瞬間がある。
正にスポーツの醍醐味だ。
サッカーでの完璧な動き出しとパスやクロスからのゴール、野球での投手の球種を読み切ったジャストミートでのホームラン、体操選手の華麗な大技からの見事な着地、バスケットでのリングに吸い込まれるような美しいスリーポイント、バレーボールでの流れるような連携からのアタック、武道などでの相手の一瞬の隙をついた決め技……
これら全ては、あらゆるタイミングが噛み合った瞬間に生まれる。
フットゴルフで言えば、地形と芝の長さ・ボールの強弱と軌道・風の向き・プレーヤーの想いなど、全てが噛み合った時にカップインが決まる。
そして、この瞬間に大きく感情が動き、感動が生まれる。
嬉しさ、快感、安堵、無上の喜び、様々な感情が渦巻く。
噛み合う瞬間……
言葉遊びになるかもしれないが、
“噛み合う=神会う”
噛み合う瞬間は、神様を感じられる瞬間だとイメージしたり思ったりする。
神様と表現したが、運とか、大いなる何者か、と言われるものかもしれない。スポーツに限ったことではなく、誰もが日常の中で嬉しさや喜びなどを感じる出来事に当てはまることでもある。
こういった目に見えない偉大な存在を感じられるのが、噛み合う瞬間。
“噛み合う瞬間=神会う瞬間”は、とても貴重な瞬間。貴重だからこそ、非日常の満ち足りる感覚や幸福感を得られ、感情が湧き立ち、感動が生まれる。
特にスポーツの世界で、〝〇〇の神様が微笑んだ〟や〝〇〇の神様が味方した〟のような表現があるが、これも噛み合うことによってこそだ。
極端な言い方をすれば、噛み合う瞬間をイメージしながらプレーしているとも言える。
そしてこれは、人生においての出会いや出来事にも言える。
感動的な出会い、有り得ないような奇跡的な出来事、これらもタイミングが噛み合うことによって発生する。
もしかしたら、その人にとってその時に必要な事柄を神様が判断して、ジャストタイミングで与えている計らいなのかもしれないと思ったりもする。
色々と書いてみたが、当事者が“噛み合う瞬間”に出会うために出来ることは何かと言えば、〝人事を尽くして天命を待つ〟ことに尽きる。
いついかなる時も自分がやるべきこと、出来ることに誠実に向き合い最善を尽くした先に、“噛み合う=神会う瞬間”が待っているはずだ。
青木 剛
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