喜びの先の“安堵感”

マレーシアにて9月末に開催されたフットゴルフアジアカップ2024に参戦してきました。
この大会は、シーズンの中の大きな目標であり、個人戦と団体戦ともに本気で頂点を目指しました。

個人戦の結果は20位Tとなり、大きな悔しさが残りました。

団体戦の結果は優勝となりましたが、優勝後に感じたその時の“安堵感”について、今回のブログでは書いてみたいと思います。

一人でプレーする普段の個人戦とは違い、団体戦はまさにチームの勝利のために、全員が一致団結して戦っていました。

一人一人が与えられたポジションで役割を全うして日本代表チームの勝利のために貢献しようとする光景は個人戦にはない、また違った感動的なものでした。

ライバル国に勝利してアジアの頂点に立てたことは本当に僅かな差、紙一重の差だったように思います。

最終ホールで優勝が決まった瞬間、僕自身は大きな喜びよりも、大きな“安堵感”を味わうことになりました。

一人の優勝ではなく、様々な要素が絡み合いながら、日本代表のみんなで勝ち取った優勝でした。

もちろん、みんなと優勝の喜びを共有できて幸せも感じることができましたが、大きな“安堵感”については以前も感じたことがあり、それはサッカーで優勝した時に感じたことのある“安堵感”に似ていました。

サッカーで優勝した時もそうだったのですが、喜びの他に、大きな“安堵感”を味わうという経験は意外なものでした。サッカーを引退してから出会ったフットゴルフで、この“安堵感”を味わうことになるとは思ってもいなかったのが本音です。

目標を達成したのだから、喜びが爆発するであろう場面で“安堵感”を味わうのはなぜだろう、と考えてみると、自分のためだけでなく、チームメイトや関係する周りの方々の応援や期待や想いがあり、そういったものに無事に応えることができて喜んでもらえるから、もっと言えば、がっかりさせなかった、裏切らずに済んだからなのだと思います。

単純な比較をすることはできませんが、この“安堵感”を得られるという経験は、もしかしたら喜びを感じることよりも大きなものなのかもしれないと、今回の経験で思ったりもしました。

正直に言えば、その場で喜びを爆発させたいという気持ちもあるのですが、その先の“安堵感”を得ることこそが優勝の醍醐味なのかなと感じました。

最後に付け加えると、自分がもっといいプレーをすれば日本代表チームにより貢献できる場面もあったので、そこに関しては“安堵感”と同じくらいの大きな悔しい気持ちを抱いたのも事実です。

これから先も団体戦が行われる際に、チームに貢献することのできる選手でありたいという強い気持ちを再認識することもできたので、今回の経験も糧にして今後の成長に繋げて結果も出していきたいです。

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